校 長 あ い さ つ

会津漆器技術後継者訓練校校長  高瀬 淳



 本校は、昭和46年に会津漆器技術後継者養成所として発足、平成15年度に福島県認定会津漆器技術後継者訓練校に改組されました。この間、会津漆器職人として多くの人材を輩出し、現在活躍している会津漆器の中堅職人のほとんどの方が、本校の出身といっても過言ではありません。

 本校は、会津漆器を担う漆器職人の育成を第一の目的としています。そのために、数多くの木地師、惣輪師、下地師、塗師、蒔絵師が講師として協力、その技術を惜しみなく指導伝授しています。また、訓練校として派遣事業所の全面的な協力を得ているほか、会津漆器協同組合、会津若松市、福島県から資金面を含め多くの支援をいただいています。このように、本校は多くの方々の熱心なご支援により成り立っています。

 本校では、会津漆器の基礎的かつ伝統的な手法をベテランの職人さんが懇切丁寧に指導しています。しかし、訓練校ですので、単なる教育機関の延長ではありません。社会人として、数多くの方々の支援に感謝しつつ、自ら意欲的に取り組んでいくことが求められます。そうした自覚をもって、ぜひ会津漆器の技術取得にむけて挑戦していただきたいと思います。







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